新NISAで資産を増やす つみたて投資枠、成長投資枠の使い方

NISA
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こんにちはウメままです。

新NISAで資産を増やす つみたて投資枠、成長投資枠の使い方(改定版) | 配当金生活 (kabudefire.online)で改訂版を書きました。

こちらもご覧ください。

ウメまま夫婦は、配当金のみで生活をするため、日本の高配当株、米国の高配当ETF、米国の個別株、米国の債券ETFに投資をしています。

来年からの新NISA制度を追い風にして、さらに加速度的に資産を増やしていけたらなと考えています。

そこで、今日はウメまま夫婦が、来年以降の新NISAで投資可能な360万円の枠を、何に投資するのか、具体的な銘柄を上げて解説していこうと思います。

来年から投資をスタートし、360万円分のNISA枠は使いきれないという方も多いと思います。

個人的には、40歳までの方はつみたて投資枠で積立投資を、40歳を超える方は高配当ETF、高配当個別株への投資で配当金狙いというのが、良いのではないかと思います。

いずれを行う場合でも、どういう相場環境になっても投資は続けることが最も大切で、最も難しいことでもあります。

つみたて投資は淡々と積立を続けること、高配当ETFや高配当個別株投資は持ち続けること。

なお、新NISA制度を利用して投資をする場合は、取り扱いの商品数や手数料などを考慮すると、楽天証券、
SBI証券
などのネット証券に口座を開設して投資することをお勧めします。

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新NISAの投資額360万円をどう配分する?

新NISAは、つみたて投資枠で120万円、成長投資枠で240万円、合計360万円が非課税で運用できる制度で、2024年から新制度がスタートします。

金融庁にわかりやすい表が載っていましたので、ここに貼っておきます。

これまでのNISAと新NISAの違い_金融庁HPより引用

まず、我が家では、基本的に投資資金を米国と日本に半額程度ずつ分散することを基本としています。

よって、新NISAでの投資可能額360万円については、日本株へ180万円程度、米国株へ180万円程度投資をする予定です。

なぜ、米国株と日本株に分けて投資をするのかというと。

日本株へ投資する理由

日本で生活しているため、日本円のキャッシュフローが欲しい。

日本株への投資は、情報も得やすく、投資のルールもわかっている。

日本の高配当個別株への投資は、銘柄選定をしっかり行えば、失敗しづらい。

米国株へ投資する理由

米国株は、長期的に見れば常に右肩上がりで成長している。

今後、国力が衰退する日本と米国の国力差がさらに広がっていくことを考えると、長期的には円安方向に触れる可能性が高いと思われる。

長期的にドル円相場が円安に振れるなら、ドル資産を持つべきである。

などの理由からです。

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新NISAのつみたて投資枠はS&P500に連動する投資信託または、全世界株式に連動するETFへ

上記の理由にも書いたとおり、米国株は、長期的に見れば右肩上がりでの成長が期待できるため、つみたて投資枠の120万円については、毎月10万円ずつeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)SBI‐SBI・V・S&P500インデックス・ファンド、または信託報酬の引き下げがあったeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のいずれかに積立投資をする予定です。

s&p500 10年チャート_楽天証券より引用

なお、SBI‐SBI・V・S&P500インデックス・ファンドについては、楽天証券では購入できませんので、楽天証券でのみ口座開設をしている方は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)または、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)になります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)SBI‐SBI・V・S&P500インデックス・ファンドを選んだ理由は、信託報酬の安さと、いずれも純資産総額が1兆円を超える投資信託であること、信託報酬が安いこと、100円から購入可能なことなどからです。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、当初このブログを書いたころには、信託報酬0.1133%と、上記二つの投資信託よりも信託報酬が高かったのですが、信託報酬が0.05775%に引き下げられたため、S&P500連動ETFより、さらに分散した投資が行えることや、アメリカ1強時代が続かない場合にも備えられることが強みですね。

現状、信託報酬は、

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が0.09372%

SBI‐SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが0.0938%

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が0.05775%

となっております。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)SBI‐SBI・V・S&P500インデックス・ファンド信託報酬はほぼ互角なのですが、どちらもS&P500に連動する投資信託ですので、リターンは同程度と見込まれるため、来年当初の時点で信託報酬の安い方を選択すればよいと思います。

アメリカ1強時代が続くと思う方は、S&P500連動ETFへ、さらに分散した投資をしたい方はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)への積立投資を行えばよいと思います。

我が家の場合は、夫婦二人なので、S&P500とオルカンに一人ずつ投資をすれば、運用益も比較出来て面白いかもしれません。

新NISAのつみたて投資枠は、S&P500に連動する投資信託eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)SBI‐SBI・V・S&P500インデックス・ファンド、またはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)へ投資
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新NISAの成長投資枠は、米国高配当ETFに60万円、日本高配当個別株に180万円

次に新NISAの成長投資枠について、考えてみます。

我が家の場合、米国と日本へ半分ずつ投資をするため、成長投資枠240万円のうち、60万円を米国に、180万円を日本へ投資することになります。

なお、つみたて投資枠で投資をするS&P500に連動するETFについては、キャピタルゲインの最大化を目指すため、分配金を投資信託内で自動的に再投資する予定です。

ですが、我が家では、配当金の収入のみで生活することを目指しているため、非課税で得られる配当金が絶対に必要です。

ということで、残りの資金は投資信託ではなく、米国と日本の高配当ETF、個別株へ投資をします。

新NISAの成長投資枠で配当金を非課税で貰いたい方には、高配当株の購入がおすすめ

新NISA成長投資枠60万円の投資先は米国高配当ETF VYM、HDV、SPYD

米国株には、経費率も安く、優良銘柄を集めた高配当ETFが3つ(VYM、HDV、SPYD)ありますので、新NISAの成長投資枠は、このいずれかを60万円分購入する予定です。

この3つの高配当ETFで特に重要な3つの要素、経費率、構成銘柄数、純資産総額は以下の通りです。

なお、配当利回りも重要な要素ですが、日々変動するため割愛しています。

配当利回りは概ね3%~4%程度で、配当利回りが高い方からSPYD>HDV>VYMの順となっています。

ETF名 経費率 構成銘柄数 純資産総額
VYM 0.06% 約400社 48,745.45(百万ドル)
HDV 0.08% 約75社 10,486.76(百万ドル)
SPYD 0.07% 約80社 6,516.71(百万ドル)

 

新NISAで投資した場合でも、米国株への投資では配当金に外国税額の10%が課税されるため、配当利回りだけを見ると、日本の高配当個別株への投資の方がリターンは高いかもしれません。

ですが、米国高配当ETFは、長期的には株価自体の上昇と、増配を期待できる点、いずれのETFも優良銘柄への分散投資となることが選択をする理由です。

なお、米国の個別株については、これまでの投資経験から、株価の変動が激しいことや、スピンオフなど日本ではあまり経験しないイベントが結構多く、その情報も取得しづらいことから、長期投資を前提としたNISAでの投資対象とはしない予定です。

米国高配当ETF(VYM、HDV、SPYD)は、長期的には株価自体の上昇と、増配を期待できる
米国高配当ETF(VYM、HDV、SPYD)は、米国の優良高配当銘柄への分散投資となる
米国の個別株は、株価の変動が激しいこと、日本株にはない事象が多いこと、情報も取得しづらいことからNISAでの投資対象とはしない

新NISAの成長投資枠180万円分は、日本の高配当個別株へ投資

新NISAの成長投資枠の残りは180万円は、日本の高配当株を購入します。

既に我が家ではだんなが一般NISAで3年、ウメままが一般NISAで1年、日本の高配当個別株を購入しています。今のところ、運用は順調すぎるくらい順調です。

だんなの一般nisa運用状況

 

ウメままの一般nisa運用状況

 

現時点で来年1月の株価はわからないため、だいたい180万円分購入するならこんな銘柄構成になるのかなと考えています。

なお、現在楽天証券などでも1株から日本株を購入可能ですが、我が家では慣れていることも有るため、単元ごとに個別株を購入する予定です。

三菱HCキャピタル (8593)を400株

まず、1番目としては、三菱HCキャピタル (8593)です。

既にウメままは一般NISAで保有しているのですが、安定感から買い増すをする予定です。

2023年に一般NISAで買った高配当株_ウメまま編 | 配当金生活 (kabudefire.online)

三菱HCキャピタル (8593)は、20年以上も増配を続けている高配当株で、来年の配当利回りの予想は4%を超えています。

また、三菱HCキャピタル (8593)は、株価が800円台ということもあり、100株購入しても8万円台で買えるのも魅力です。

三菱HCキャピタル (8593)を400株、30万円程度購入します。

積水ハウス (1928)を100株

次に、積水ハウス (1928)です。

積水ハウスも来年度の予想配当利回りは4%を超えており、連続で増配をしている銘柄です。

こちらは、今年だんなが一般NISAで購入をしています。

2023年に一般NISAで買った高配当株_ウメぱぱ編 | 配当金生活 (kabudefire.online)

現在の株価は2,800円台であるため、購入価格は28万円前後となります。

自己資本比率も高く、EPSも年々増加しており、配当性向も40%程度とまだ余力もあります。

これで60万円程度埋まることになります。

オリックス (8591)を100株

3社目はオリックス (8591)です。

オリックスの来年の配当利回り予想は3.6%程度です。

オリックスは2024年の3月を最後に、これまで楽しみにしていた株主優待が廃止となります。

この株主優待は5,000円相当のものだと思われ、美味しいビールをこれまで貰っていたので少し残念ですが、2024年度からは、その分の増配が期待できるかなと思っています。

現在特定口座で保有しているものをNISA口座で買いなおすか、追加で購入する予定です。

これで概ね90万円。

 三菱UFJフィナンシャルG (8306)を300株

4社目は 三菱UFJフィナンシャルG (8306)です。

三菱UFJフィナンシャルG (8306)の来年度の配当利回りは3.7%ほどで、今年の決算時に来年度の大幅な増配予想を出しています。

三井住友フィナンシャルグループ(8593)と迷ったのですが、 三菱UFJフィナンシャルG (8306)は株価が1000円程度なので、300株購入すれば30万円程度となり、これまでの3社と同額程度購入可能であることや、既に三井住友フィナンシャルグループ(8593)は200万円以上分株式を保有しているため、三菱UFJフィナンシャルG (8306)を選択しました。

これでだいたい120万円です。

日本たばこ産業 (2914) JTを100株

5社目は日本たばこ産業 (2914) JTです。

この銘柄の配当利回り予想は6%程度と他の銘柄に比べて高配当です。

現在も300株保有している銘柄ですが、一部を新NISAの成長投資枠に変えるか、追加で100株購入しようと思っています。

タバコは日本では斜陽産業ですが、外国での売り上げ割合も大きく、また利益率も非常に高く、今後も高配当が期待できる銘柄ですので、日本たばこ産業 (2914) を選択しました。

これで、だいたい150万円です。

本田技研 (7267)を100株

最後の1社は本田技研 (7267)です。

本田技研 (7267)の来期配当利回り予想は3.6%程度です。

こちらも既にウメままは一般NISAで保有しています。

現在株価が4000円を超えており、180万円の枠に入るか微妙ですが、まだPBRが0.6倍程度と低い評価であことや、来年度に向けて大幅な増配を発表するなど、株価対策にも力を入れはじめているため、トヨタよりはホンダかなと考えます。

以上の6社でだいたい180万円程度の投資となります。

日本の高配当個別株を購入する場合、単元ごとにで購入すると180万円は多いようでそうでもありません。

出来る限り分散投資を行おうという方は、楽天証券などでも1株から個別株を購入することが出来るようになっていますから、もっとたくさんの個別株に分散投資をすることでも良いと思います。

ウメまま夫婦は、夫婦で同じスタイルで投資をする予定ですので、だんなも同じくらいの配分で投資をすると、日本の高配当株へ30万円程度ずつ12社へ投資をすることになります。

再来年以降も投資方針は変えない予定ですので、毎年分散が効いてくることになると考えています。

新NISAで資産を増やす つみたて投資枠、成長投資枠の使い方 まとめ

新NISAのつみたて投資枠は、S&P500に連動する投資信託eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)SBI‐SBI・V・S&P500インデックス・ファンド、またはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)へ投資
つみたて投資枠への投資では、配当金狙いではなく、株価の値上がり益を狙う
成長投資枠では米国の高配当ETF(VYM、HDV、SPYD)、日本の高配当個別株への投資で配当金を狙う。

以上です。

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