直近の日本株は、絶好調ですね。
我が家の高配当株たちも順調に含み益が増えている状況なのですが、
ウメぱぱが、さすがに上がりすぎだということで、400株持っていた
三菱商事(8058)を100株売却したとのことです。
三菱商事を売却した理由
ねえねえ、だんなさん。
今、日本株絶好調よね。
こういう時は、ほんとに、投資をしていてよかったわって思えるわよね。
そうだな。
お金を銀行に預けても、0.02%程度の利息しか付かないわけだし、すぐに必要ではないお金であれば、やはり投資をするべきだと思うな。
ただ、最近日本株は、さすがにちょっと上がりすぎだと思われるので、三菱商事を100株売却したぞ。
三菱商事は、あのウォーレン・バフェットも投資したってこともあってか、最近上場来高値を更新しているわよね。
今、売っちゃったらもったいないんじゃない?
そうだな~。
でも、株は上がるか下がるかは分からないことや、うちの場合は、投資の元本が5,000万円位で、リスク分散の観点から、1銘柄あたり200万円を上限に投資するって決めていたでしょ?
今の三菱商事の場合は400株を持っていて、株価が6,000円を超えてきたから、三菱商事への投資総額が400株×6,000円=2,400,000円を超えたこと。
株価が6,000円を超えたことで、現在の配当利回りが3%を切ったこともあって、100株は売ることにしたぞ。
当初のルールはきちんと守った方が良いと思うぞ。
それに、100株しか持っていないなら、売ってしまえばそれまでになってしまうから、売るのを躊躇してしまうかもしれないけど、おいらの場合は400株を持っていたから、これからまだ三菱商事が上がっても残りの300株でその恩恵が受けられるしな。
きっと、そろそろ調整局面を迎えて、下がってくると思うし、下がってきたらまた買い増せば良いしな。
そうだったわね。
あまり1銘柄への投資比率が上がってもリスクが高くなっちゃうわよね。
上がったら売って、下がったら買うことで、うねりも取れるわよね。
でも、税金の面がちょっと損をするんじゃない?
株式を売った場合の税金対策
そうだな、税金の面はちょっと考えた方が良いぞ。
例えば、今回売却した三菱商事だけど、一般NISAではなく、特定口座での保有だったので、所得税と住民税が源泉徴収されるんだが、税金を計算すると以下のような感じになるぞ。
取得額:3,981円×100株=398,100円
売却額:6,184円×100株=618,400円
売却益:618,400円-398,100円-535円(手数料)=219,765円
所得税:219,760×15.315%=33,657円
住民税:219,760×5%=10,988円
税金合計:33,657円+10,988円=44,645円
税引後利益:219,765円-44,645円=175,120円
つまり、22万円くらい儲かっても、4万円くらいは税金で持っていかれるってことよね?
この税金は、いつ支払うことになるの?
この税金なんだが、特定口座の源泉徴収有りの場合(大半の人はこの設定)楽天証券の場合、売却した都度、預り金から税金額が拘束されることになるぞ。
逆に、売却損が発生した場合は、拘束金が解放されるぞ。
これが、ちょっとやっかいなんだな~。
簡単に解説するとこんな感じだぞ。
株式を合計で1,000万円保有し、預り金が100万円、資産合計が1,100万円の状態で、株式を100万円売却して利益が出て、源泉税が4万円となったとする。
その場合、こんな感じで預り金から4万円拘束されるため、資産合計が実質1,100万円から1096万円に減少するぞ。
あらら、利益が出た!!と思って株を売っちゃうと、資産合計は減っちゃうってことね
( ;∀;)
税金オソロシヤ~。
それでどういう対策を取ればよいの?
株式投資の源泉税については、年末に確定するから、最終的な調整は年末にやることになるんだけど、売却益が出すぎると年末で一気に調整するのは難しくなるぞ。
そこで、株式に分散して投資していると、どうしても含み損を抱える銘柄が出てくるんだけど、そういう銘柄を同じタイミングで売ってしまうんだな。
確かに、含み損を抱えている銘柄もあるわね。
日本株だけじゃなく、米国株で含み損を抱えている銘柄も有るけど、米国株を売ることでも良いの?
もちろん、米国株でも良いぞ。
含み損を抱えると、精神的に良くないし、一旦売ってしまって買いなおしても資産総額が減らないことになるから、その方が個人的には良い気がするぞ。
まあ、実質的には変わらないんだがな。
簡単な解説は下のような感じだぞ。
例えば、4万円の税金が拘束されるタイミングで、15万円くらい含み損を抱えている別の銘柄を売却すると、おおよそ3万円分の税金が解放れることになるため、税金の拘束と解放のイメージとしては、下のような感じとなります。
つまり、含み損を確定させるけど、資産合計を減らさないことが出来るってことね?
なんとなく、この方が精神的に良い気がするわね?
そうなんだな。
株式投資は、時間を味方につけるものだから、精神的な面と、税金には要注意だぞ。
一旦損を確定させた銘柄でも、良い銘柄はまた買えばよいし、売却益だけが有る場合と比べると資産総額は変わらないから、含み損銘柄を売却し、税金を相殺するのは良い方法だと思うぞ。
さすがに上がりすぎ?三菱商事(8058)を売却・株式売却の際の源泉税対策まとめ
以上
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