こんにちは、ウメままです。
ウメまま夫婦は、早期リタイヤを目指して、日本の高配当個別株、米国の高配当ETF、個別株等に投資をしています。
もうすぐ3月です。
3月は多くの企業や官公庁では定年退職の季節となりますが、自分で資産運用の経験がない定年退職者が注意しなければならないことをまとめてみました。
退職金目当てで急に近寄ってくる銀行・保険会社に注意
定年退職の季節が季節が近づいてくると、いろいろな職場でこのような光景が見られます。
鈴木さん突然すみません。
東京銀行の田中です。
鈴木さんは、今年の3月で定年退職とのこと、長らくのお勤めお疲れさまでした。
少し、お時間を頂きたいのですが・・・。
あら、ありがとうございます。
何でしょうか。
(何かしら、東京銀行さんとはこれまで、お付き合いも無かったんだけど。。。)
鈴木様、今日お声を掛けさせて頂きましたのは、
鈴木様の退職金のことなんですが、ご予定が無ければ是非とも当行にお預け頂けないでしょうか。
当行では、退職後の資産運用等について、お客様それぞに合ったプランをご用意いたしております。
今後のご生活にご不安などございませんか?
まだ、退職金の振込先は決めていないわ。
それと、65歳で年金を受け取るまでお金は入ってこないし、
資産運用なんて考えていなかったけど、確かに不安なのよね。
このような光景を、この時期本当によく目にします。
退職金を振込んだ銀行・保険会社から資産運用を勧められたら赤信号
退職金はどこかの銀行に振り出さないといけないので、振込口座に指定することまでは良いのですが、これだけでは、銀行は儲かりません。
次に銀行が勧めてくるのは、外貨建て預金や、投資信託での運用です。
ウメままは、資産運用を行うことは大賛成です。
絶対にするべきだと常日頃考えています。
ですが、銀行や保険会社が勧める外貨建て預金や、投資信託、投資系の保険商品で運用をしようとは全く考えていません。
理由は、それらの商品が、良く言えば手数料の高い商品、悪く言えばぼったくり商品だからです。
銀行の外貨建て預金
銀行の投資商品が、本当にぼったくり商品か、近所にある地方銀行のホームページを覗いてみました。
今は米国の金利が上昇していますので、仮に1年定期で米ドルで外貨建て預金をした場合で、為替の変動がなかったと仮に想定して計算をしてみます。
例えば1ドル=150円で換算すると150万円=1万ドルとなるので、仮に150万円を米ドル建てて1年運用したとします。
金利が1.9%なので、1年後に1,500,000円×1.019=1,528,500円となります。
利息には20.315%の税金がかかるため利息28,500円×0.20315=5,789円を差し引くと、利益は22,711円。
そこから、米ドルを買うのに手数料が1万ドル×1円で1万円、1年後にドルを円に戻すのにさらに1万円の手数料が必要であるので、
22,711-20,000=2,711円がドルで150万円を1年間運用した場合利益となります。
1,500,000円を運用した場合、Ⅰ銀行は2万円の利益を得ますが、預けた本人は2,711円の利益にしかなりません。
為替リスクを負うのは、銀行ではなく、預けた本人であるにも関わらず・・・。
ネット証券で外貨で運用する場合
では、私が米ドルで安全に運用しようとするならばどうするのかというと、楽天証券などのネット証券でレバレッジ1倍で外貨証拠金取引(FX)で米ドルを買い、スワップポイントを貰うか、外貨建てMMFを購入します。
仮に楽天証券で外貨建てMMFを購入したとします。
楽天証券の外貨建てMMFの利回りは、4.827%です。
1,500,000万円×1.04827=1,572,405円となり、72,405円には同じく20.315%の税がかかるため運用益は
72,405円✖(1-0.20315)=57,695円が利益となります。
ただし、外貨建てMMFでも、FXでも利回りは米国の金利などにより変動します。
これ、皆さんならどちらで運用しますか?
銀行員の方も仕事ですので、これらの商品を売って利益を上げないといけないのは分かるのですが、自分で買っている人はいるのだろうかと、、、正直疑問に思います。
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